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REVIEW · 書評
N° 173 · 2026-05-10
不実在探偵の推理 表紙画像
現代国内 ★ イチオシ

不実在探偵の推理

早坂吝 / 光文社(光文社文庫)
" 「実在しない探偵が推理する」というメタ的設定を骨格に据えた、早坂吝の本格挑戦
#特殊設定本格を読みたい#メタ的趣向を味わう#現代日本本格
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📝 管理人イチオシ書評 管理人実読・本サイト基準でイチオシ判定 ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
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本格ミステリとしての読みどころ

「実在しない探偵」が事件を推理するというメタ的前提を、本格ミステリの構造そのものに組み込んだ早坂吝の意欲作。特殊設定本格の系譜に連なりつつ、メタフィクションとしての枠組みも備える。早坂吝らしい論理と趣向の重ね方が冴える一作で、現代日本本格の特殊設定路線における重要な一冊。本作の楽しみは「探偵の不在性」をどう論理に転化するかにある。

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書誌情報

出版社
光文社 / 光文社文庫
原書刊行年
2024
邦訳刊行年
2024
系譜
現代国内 / 特殊設定本格 · メタ本格