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REVIEW · 書評
N° 393 · 2026-07-02
ロウソクのために一シリングを 表紙画像
黄金期英国古典

ロウソクのために一シリングを

ジョセフィン・テイ / 早川書房(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
" 海辺で見つかった女優の死。若きグラント警部が挑む、テイ名義第一作。
#黄金期の薫り#英国の田舎#警察小説
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

イングランド南部の海辺で、早朝に若い女性の溺死体が発見されるところから幕が上がる警察小説です。

被害者は当代きっての人気映画女優クリスティン・クレイ。休暇でその海岸を訪れていたことがわかり、直前まで彼女と行動をともにしていた青年ロバート・ティスダルに疑いの目が向けられます。捜査を指揮するのは、ロンドン警視庁のアラン・グラント警部です。

作者ジョセフィン・テイは、リチャード三世の汚名をベッドの上から検証する『時の娘』で名高い作家で、本作は「テイ」名義で発表した最初の長編にあたります。グラント警部を主役に据えたシリーズの一冊で、のちにヒッチコックが『第3逃亡者』として映画化しました。謎解きにサスペンスの呼吸を織り込んだ、黄金期英国ミステリの佳品です。

(出典: 東京創元社/早川書房関連書誌 / 英語版Wikipedia「A Shilling for Candles」 / 日本語版Wikipedia「ジョセフィン・テイ」)

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書誌情報

出版社
早川書房 / ハヤカワ・ポケット・ミステリ
原書刊行年
1936
邦訳刊行年
2001
ISBN-13
9784150017040
系譜
黄金期英国古典 / 警察手続き · シリーズ探偵物