review notes
ミステリーとしての読みどころ
詩人でもある警視アダム・ダルグリッシュを主役に据えた、P・D・ジェイムズの円熟期を代表する英国本格ミステリです。
物語は、ロンドンの古い教会の聖具室で、喉を切り裂かれた二つの遺体が発見されるところから動き出します。一人は身寄りのない浮浪者、もう一人は元国務大臣の准男爵。身分も境遇もまるで異なる二人が、なぜ同じ場所で命を落としたのか。ダルグリッシュがその謎に向き合います。
作者P・D・ジェイムズは、アガサ・クリスティーらに続く英国犯罪小説の文学的継承者としてしばしば語られる名手で、本作は1986年にCWAシルバー・ダガー賞を受賞しました。重厚な人物描写と緻密な構成で読ませる、シリーズ屈指の長編です。
(出典: 早川書房オンライン / 英語版Wikipedia「A Taste for Death」)
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