review notes
ミステリーとしての読みどころ
英国の田舎町にある小間物屋で、深夜に二重殺人が起きるところから物語が動き出す本格ミステリです。
被害者は、まわりから嫌われていた店主。厄介な人物だっただけに、恨みを抱いていた者は数知れず、容疑者には事欠きません。そこへ乗り出すのが、町のパブリック・スクールで歴史を教える資産家キャロラス・ディーンです。生意気な教え子にけしかけられる格好で、彼は事件の調査に足を踏み入れていきます。
作者レオ・ブルースは、軍曹ビーフを探偵役とするシリーズなどで知られる黄金期英国の作家です。本作は、以後の長いシリーズを支えることになる歴史教師キャロラス・ディーンが初めて登場する記念すべき一作。探偵小説の約束事を知り尽くした書き手ならではの遊び心と、随所ににじむユーモアが持ち味で、謎解きそのものを愛する読者に向けた一冊といえます。
(出典: 東京創元社「死の扉」作品紹介 / 日本語版Wikipedia「レオ・ブルース」 / 書評サイト複数)
❦ ❦ ❦