review notes
ミステリーとしての読みどころ
古書の世界をたっぷり描き込んだ、シリーズ探偵ものの第1作です。
物語は、腕利きの古本掘出し屋が何者かに殺されるところから動き出します。捜査にあたるのは、古書に関して博覧強記を誇る刑事クリフ・ジェインウェイ。貧しかったはずの被害者が、実は莫大な価値を持つ古書を所有していたことを知った彼は、稀覯本の取引に絡む殺人の謎を追っていきます。
著者ジョン・ダニング自身が稀覯本を扱う古書店を営んでいた経歴の持ち主で、その知識が作中の古書をめぐる蘊蓄に存分に生かされています。1992年に発表された本作はネロ・ウルフ賞を受賞し、日本でも『このミステリーがすごい!1996年版』海外編の第1位に選ばれました。元刑事にして古書店主という探偵を主役とするシリーズの出発点です。
(出典: 早川書房刊 / Goodreads「Booked to Die」 / Wikipedia「ジョン・ダニング」)
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