Top Reviews 死の蔵書
REVIEW · 書評
N° 339 · 2026-06-29
死の蔵書 表紙画像
現代米国

死の蔵書

ジョン・ダニング / 早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
" 古書の蘊蓄が詰まった、元刑事の古書店主が稀覯本がらみの殺人を追うシリーズ第1作。
#古書の蘊蓄#専門知識を武器に#シリーズの幕開け
Amazon で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

古書の世界をたっぷり描き込んだ、シリーズ探偵ものの第1作です。

物語は、腕利きの古本掘出し屋が何者かに殺されるところから動き出します。捜査にあたるのは、古書に関して博覧強記を誇る刑事クリフ・ジェインウェイ。貧しかったはずの被害者が、実は莫大な価値を持つ古書を所有していたことを知った彼は、稀覯本の取引に絡む殺人の謎を追っていきます。

著者ジョン・ダニング自身が稀覯本を扱う古書店を営んでいた経歴の持ち主で、その知識が作中の古書をめぐる蘊蓄に存分に生かされています。1992年に発表された本作はネロ・ウルフ賞を受賞し、日本でも『このミステリーがすごい!1996年版』海外編の第1位に選ばれました。元刑事にして古書店主という探偵を主役とするシリーズの出発点です。

(出典: 早川書房刊 / Goodreads「Booked to Die」 / Wikipedia「ジョン・ダニング」)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
早川書房 / ハヤカワ・ミステリ文庫
原書刊行年
1992
邦訳刊行年
1996
ISBN-13
9784151704017
系譜
現代米国 / シリーズ探偵物
受賞歴: