review notes
ミステリーとしての読みどころ
ヴィクトリア朝のイギリス女性とエジプト考古学を掛け合わせた、シリーズ探偵ものの第1作です。
主人公は、父の莫大な遺産を相続した独身女性アメリア・ピーボディ。古代都市をめぐる旅に出た彼女は、立ち寄ったローマで行き倒れていた美貌の貴婦人イヴリンを救い、彼女を伴ってエジプトへの冒険旅行へ乗り出します。ところがカイロで一行を待ち受けていたのは、甦るミイラの呪いに地元の人々が怯える、不可解な出来事の連続でした。
著者エリザベス・ピーターズはエジプト学の学位を持つ書き手で、その専門知識が作品世界の細部に生きています。1975年に発表された本作は、自立した女性主人公アメリアを軸に長く愛されたシリーズの出発点であり、ヴィクトリア朝の雰囲気と異国の冒険譚を楽しめる一冊です。
(出典: 原書房刊 openBD書誌 / Wikipedia「エリザベス・ピーターズ」)
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