review notes
ミステリーとしての読みどころ
ユダヤ教のラビ、デーヴィッド・スモールが探偵役を務める、ハリイ・ケメルマンのシリーズ第1作にあたる本格ミステリです。
物語は、着任したばかりの若きラビ・スモールが、まだ町の人々の信頼を得られずにいるところから動き出します。そんな折、教会のほど近くで女性の絞殺死体が見つかり、あろうことかラビ自身に容疑の目が向けられます。読書家で理知的な主人公が、宗教的な思考のありようを手がかりに事件へ向き合っていきます。
本作は1965年のエドガー賞処女長編賞を受賞し、探偵役の造形は評論家アンソニー・バウチャーからも高く評価されました。ラビ・スモールものはその後も書き継がれ、シリーズとして親しまれています。ユダヤ社会の風習を織り込んだ、風変わりで温かみのある一冊です。
(出典: Wikipedia「ハリイ・ケメルマン」/ エドガー賞 処女長編賞 受賞作リスト)
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