review notes
ミステリーとしての読みどころ
スウェーデンの警察官マルティン・ベックを主人公とする、シリーズの記念すべき第1作にあたる警察小説です。
物語は、夏のイェータ運河で行われた浚渫作業のさなか、若い女性の遺体が引き上げられるところから始まります。身元も、殺害された場所も、犯人につながる手がかりも何ひとつわからない。ストックホルム市警のマルティン・ベックらは、地道な聞き込みと国際照会をひとつずつ積み重ねながら、被害者が何者だったのかを手繰り寄せていきます。
作者のマイ・シューヴァルとペール・ヴァールーは、1965年から10年をかけて〈マルティン・ベック〉全10作を書き継ぎました。本作はその出発点であり、派手な仕掛けよりも捜査の手続きそのものを丹念に描く作風は、後の北欧ミステリや世界の警察小説に大きな影響を与えたとされます。
(出典: 東京創元社ほか版元情報 / Wikipedia「Roseanna (novel)」 / Goodreads)
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