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REVIEW · 書評
N° 373 · 2026-07-02
ロセアンナ 表紙画像
北欧

ロセアンナ

" 運河で発見された身元不明の女性。地道な捜査の積み重ねが読ませる警察小説の原点。
#警察小説の金字塔#捜査の積み重ね#北欧の情景
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

スウェーデンの警察官マルティン・ベックを主人公とする、シリーズの記念すべき第1作にあたる警察小説です。

物語は、夏のイェータ運河で行われた浚渫作業のさなか、若い女性の遺体が引き上げられるところから始まります。身元も、殺害された場所も、犯人につながる手がかりも何ひとつわからない。ストックホルム市警のマルティン・ベックらは、地道な聞き込みと国際照会をひとつずつ積み重ねながら、被害者が何者だったのかを手繰り寄せていきます。

作者のマイ・シューヴァルとペール・ヴァールーは、1965年から10年をかけて〈マルティン・ベック〉全10作を書き継ぎました。本作はその出発点であり、派手な仕掛けよりも捜査の手続きそのものを丹念に描く作風は、後の北欧ミステリや世界の警察小説に大きな影響を与えたとされます。

(出典: 東京創元社ほか版元情報 / Wikipedia「Roseanna (novel)」 / Goodreads)

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書誌情報

出版社
KADOKAWA / 角川文庫
原書刊行年
1965
邦訳刊行年
2014
ISBN-13
9784041013830
系譜
北欧 / 警察手続き · シリーズ探偵物