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REVIEW · 書評
N° 261 · 2026-06-29
クロイドン発12時30分 表紙画像
黄金期英国古典

クロイドン発12時30分

F・W・クロフツ / 東京創元社(創元推理文庫)
" 犯人側から犯行を描く倒叙の名作。心理の緊張と緻密な捜査が交差するクロフツの代表作。
#黄金期の薫り#倒叙#警察捜査
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

黄金期英国の倒叙ミステリの代表作です。

クロイドン発の旅客機で、英仏海峡を越える飛行中に老人が突然命を落とします。物語は早い段階で犯人側の視点へと移り、読者は犯行に至る境遇や準備、そして発覚の危機に揺れる心理を内側から見届けることになります。事件を担うフレンチ警部は表に立たず背後に控え、終盤にその論理を語ります。

著者F・W・クロフツにとって本作は初めての倒叙作品にあたり、フランシス・アイルズ『殺意』、リチャード・ハル『伯母殺人事件』と並んで倒叙三大名作の一つに数えられます。犯人の心理と捜査の論理がせめぎ合う構成が、本作を黄金期の名品たらしめています。

(出典: 英語版 Wikipedia「The 12.30 from Croydon」、Web東京創元社マガジン 解説)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1934
邦訳刊行年
2019
ISBN-13
9784488106348
系譜
黄金期英国古典 / 警察手続き · シリーズ探偵物