review notes
ミステリーとしての読みどころ
メールや文書だけで真相に迫る、読者自身が推理を担う書簡体ミステリです。
舞台は英国の小さな町。地元の劇団フェアウェイ・プレイヤーズを率いる名士マーティン・ヘイワードが、二歳の孫娘ポピーが難病を患っていると団員に一斉メールで告げ、高額な治療費をまかなうための募金活動が始まります。劇団の次回公演の準備と並行して募金が進むなか、やがて関係者の一人が命を落とすことになります。
物語は、関係者が残したメール、メッセージ、新聞記事といった大量の記録だけで構成され、それを二人の法学生が読み解いていくという趣向です。読者は彼らとともに文書を突き合わせ、自ら真相を探ることになります。著者ジャニス・ハレットの本作はデビュー長編で、英国で大きな反響を呼び、タイムズ紙に「21世紀のアガサ・クリスティー」と評されました。集英社文庫(山田蘭訳)で読めます。
(出典: 集英社公式 / Goodreads / 書評メディア複数)
❦ ❦ ❦