review notes
ミステリーとしての読みどころ
スウェーデンの警察官マルティン・ベックが活躍するシリーズの第5作にあたる、警察小説です。
物語は、ストックホルムの集合住宅で起きた一件の火災から動き出します。当初は入居者の身に起きた事故として処理されそうになりますが、現場に残された状況には見過ごせない不審な点があった。そこを起点に、一見ばらばらに見える出来事のあいだをつなぐ細い線が、少しずつ浮かび上がっていきます。
作者のマイ・シューヴァルとペール・ヴァールーは、1965年から10年で全10作を書き継ぎ、本作はその中盤にあたります。派手な謎解きではなく、捜査班が地道に事実を積み上げていく過程そのものを読ませる作風は、シリーズを通して一貫しており、後の警察小説に広く影響を与えました。
(出典: KADOKAWA公式ほか版元情報 / Wikipedia「The Fire Engine That Disappeared」 / Goodreads)
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