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REVIEW · 書評
N° 377 · 2026-07-02
消えた消防車 表紙画像
北欧

消えた消防車

" 火災現場に残された謎のメモ、そして届かなかった消防車。捜査班が真相へ迫る第5作。
#警察小説の金字塔#捜査の積み重ね#北欧の情景
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

スウェーデンの警察官マルティン・ベックが活躍するシリーズの第5作にあたる、警察小説です。

物語は、ストックホルムの集合住宅で起きた一件の火災から動き出します。当初は入居者の身に起きた事故として処理されそうになりますが、現場に残された状況には見過ごせない不審な点があった。そこを起点に、一見ばらばらに見える出来事のあいだをつなぐ細い線が、少しずつ浮かび上がっていきます。

作者のマイ・シューヴァルとペール・ヴァールーは、1965年から10年で全10作を書き継ぎ、本作はその中盤にあたります。派手な謎解きではなく、捜査班が地道に事実を積み上げていく過程そのものを読ませる作風は、シリーズを通して一貫しており、後の警察小説に広く影響を与えました。

(出典: KADOKAWA公式ほか版元情報 / Wikipedia「The Fire Engine That Disappeared」 / Goodreads)

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書誌情報

出版社
KADOKAWA / 角川文庫
原書刊行年
1969
邦訳刊行年
2018
ISBN-13
9784041014790
系譜
北欧 / 警察手続き · シリーズ探偵物