Top Reviews 窓辺の愛書家
REVIEW · 書評
N° 316 · 2026-06-29
窓辺の愛書家 表紙画像
現代英国

窓辺の愛書家

エリー・グリフィス / 東京創元社(創元推理文庫)
" 「殺人コンサルタント」を名乗る老婦人の死から始まる、本と出版をめぐる謎解き長編。
#英国の田舎の不穏#文芸×本格#ページをめくる手が止まらない
Amazon で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

本と出版の世界そのものを舞台にした、遊び心あふれる現代英国ミステリです。

海辺の町ショアハムで、本好きの老婦人ペギー・スミスが自室の窓辺の椅子に座ったまま亡くなっているのが見つかります。高齢の自然死に見えたものの、彼女を介護していたナタルカは、ペギーが「殺人コンサルタント」を名乗り、多くの推理作家の執筆に手を貸していたことを知り、不審を募らせます。やがて刑事ハービンダー・カーも事態を重く見て捜査に乗り出します。

著者エリー・グリフィスは、MWA賞最優秀長編賞に輝いた『見知らぬ人』で知られる英国の人気作家。本作はその刑事ハービンダー・カーが再登場するシリーズ第2作で、事件そのものは独立して読めます。本と出版というテーマを謎解きに織り込んだ趣向が楽しめる一冊です。創元推理文庫(上條ひろみ訳)。

(出典: 東京創元社公式 / 著者公式サイト / Wikipedia)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
2020
邦訳刊行年
2022
ISBN-13
9784488170042
系譜
現代英国 / メタ本格 · シリーズ探偵物