review notes
ミステリーとしての読みどころ
人間の心の暗がりにじわじわと分け入っていく、英国生まれの心理サスペンスです。
母と妹を殺害した罪で服役する女性受刑者オリーヴ・マーティン。その彼女を題材に一冊の本を書くよう版元から命じられたライターのロザリンドが、面会と取材を重ねていくところから物語は動き出します。やがて、有罪が確定したはずのその事件に、ロザリンドは小さな疑問を抱きはじめます。
著者のミネット・ウォルターズは、デビュー以来の数作で立て続けに英米の主要ミステリ賞を受賞して注目を集めた作家です。本作はその第2長編にあたり、米エドガー賞の最優秀長編賞を受賞、日本でも「このミステリーがすごい!」海外編で第1位に選ばれました。読み手をじりじりと不安にさせる人物描写と構成で、英国心理サスペンスを語るうえで欠かせない一冊となっています。
(出典: 東京創元社公式 / Wikipedia「ミネット・ウォルターズ」)
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