review notes
ミステリーとしての読みどころ
黄金期英国のフレンチ警部ものの一編です。
南ウェールズの海辺で、釣りに来ていた父子が漂着した木箱を引き上げます。中から現れたのは、顔をつぶされ身元の手がかりを消された一体の死体でした。ほとんど手がかりのないこの謎に、スコットランドヤードのフレンチ警部が乗り出します。
著者F・W・クロフツの本作はフレンチ警部シリーズ第四作にあたり、潮汐表や鉄道時刻表を頼りに、地道な足取りの追跡から真相へ近づいていく手法は、処女作『樽』にも通じるものです。アリバイ崩しを得意とするクロフツらしい、堅実な警察捜査小説となっています。
(出典: 英語版 Wikipedia「The Sea Mystery」、Project Gutenberg 書誌)
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