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REVIEW · 書評
N° 315 · 2026-07-02
見知らぬ人 表紙画像
現代英国

見知らぬ人

エリー・グリフィス / 東京創元社(創元推理文庫)
" ゴシック小説を教える教師の日常に、その物語が浸食してくるMWA賞受賞作。
#英国の田舎の不穏#文芸×本格#ページをめくる手が止まらない
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

ゴシック文学の不穏さが、それを教える者の現実へとにじみ出してくる現代英国ミステリです。

主人公クレア・キャシディは、ゴシック作家R・M・ホランドを専門に教える高校の英語教師。ある日、同僚であり親友でもある女性が遺体で発見され、傍らにはホランドの代表的短編「見知らぬ人」の一節が書き残されていました。自分が教えてきた物語と現実が重なっていく感覚に、クレアは怖れを抱きます。語りはクレア、刑事ハービンダー・カー、クレアの娘ジョージアへと移り変わる構成です。

著者エリー・グリフィスは英国の人気ミステリ作家で、本作はハービンダー・カー警部を擁する新シリーズの第1作。2020年のMWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞最優秀長編賞に輝いた、文芸ミステリの趣と本格的な謎解きを併せ持つ一冊です。創元推理文庫(上條ひろみ訳)。

(出典: 東京創元社公式 / Wikipedia「The Stranger Diaries」 / MWA・エドガー賞発表)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
2018
邦訳刊行年
2021
ISBN-13
9784488170035
系譜
現代英国 / メタ本格 · シリーズ探偵物