review notes
ミステリーとしての読みどころ
名探偵エラリー・クイーンが挑む、マザーグースの見立てを織り込んだ黄金期米国の本格ミステリ。
物語の中心にいるのは、製靴業で財を成した老富豪コーネリア・ポッツと、彼女の六人の子どもたち。最初の夫との間に生まれた三人はそろって風変わりで、プライドばかり高い長男が弟をめぐる諍いから決闘を申し込んだことをきっかけに、一族に惨劇が忍び寄ります。事件の構図が童謡「靴に棲む老婆」を思わせることから新聞が書き立てるなか、エラリーが調査へと乗り出します。
童謡の見立てを本格推理の枠組みに取り込んだクイーン中期の一作で、奇矯な一族と論理の対決を楽しめる作品です。越前敏弥による新訳がハヤカワ・ミステリ文庫で読めます。
(出典: Wikipedia「There Was an Old Woman (novel)」/「靴に棲む老婆」 / EQペディア)
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