review notes
ミステリーとしての読みどころ
霧の都ロンドンを舞台にした、英国黄金期の警察ミステリ。
晩秋、深い霧に沈むロンドン。スコットランドヤードのマクドナルド首席警部が事件の手がかりを追っていくと、悪魔の扮装をまとった死体が浮かび上がる。一見奇怪な状況の裏に何があるのか——警部が細い糸を一本ずつたぐり寄せていく。
著者E・C・R・ロラックは1930〜50年代に多くの作品を発表した英国の女性作家で、マクドナルド首席警部を主役にしたシリーズで知られる。本作も長く邦訳がなかったが、藤村裕美の訳により創元推理文庫で本邦初訳として刊行された。奇抜な見立てを入口に、堅実な捜査で解き明かしていく正統派。
(出典: 東京創元社 書誌ページ / 版元ドットコム)
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