review notes
ミステリーとしての読みどころ
不可能犯罪の謎を前面に押し出した、シリーズ探偵ものの第1作です。
物語は、一通の奇妙な脅迫状から始まります。「1から1000までの数字を一つ思い浮かべろ」と記され、同封された封筒を開けると、まさに思い浮かべたその数字が書かれている――。元ニューヨーク市警の敏腕刑事で、いまは妻とともに田舎で静かに暮らすデイヴ・ガーニーは、旧友のもとに届いたこの手紙をきっかけに、奇術のような謎が連なる事件へと引き込まれていきます。
著者ジョン・ヴァードンの本作は2010年に発表され、退職刑事ガーニーを主人公とするシリーズの第1作にあたります。版元からは「アメリカ生まれのHONKAKUミステリー」と紹介され、心を読んだかのような脅迫状をはじめとする不可能犯罪のパズルを、論理で解き明かしていく趣向が魅力の一冊です。
(出典: 文藝春秋刊 openBD書誌 / 文春文庫公式)
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