review notes
ミステリーとしての読みどころ
アイスランドの首都レイキャヴィクを舞台に、捜査官エーレンデュルが活躍するシリーズの一冊にあたる警察小説です。
物語は、クリスマスを控えて賑わう大型ホテルの地下の一室で、長年ドアマンを務めてきた男が遺体で発見されるところから始まります。華やかな季節の喧騒とは裏腹に、被害者の周囲には人の気配が薄い。エーレンデュルは捜査のあいだホテルに部屋を取り、この男がどんな人生を歩んできたのかを、静かに、そして丹念に掘り起こしていきます。
作者のアーナルデュル・インドリダソンは、ガラスの鍵賞やCWAゴールド・ダガー賞を受けたアイスランドの代表的な作家です。本シリーズに共通する、寒々しい風土の描写と、忘れられた過去を手繰り寄せる捜査の筆致が、本作でもしっとりと効いています。
(出典: 東京創元社公式 / Wikipedia「Voices (Indriðason novel)」 / Goodreads)
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