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REVIEW · 書評
N° 288 · 2026-06-29
エラリー・クイーンの冒険 表紙画像
黄金期米国古典

エラリー・クイーンの冒険

エラリー・クイーン / 東京創元社(創元推理文庫(新訳版))
" 各編に「読者への挑戦」を備えた、論理パズルとしての短編本格の見本市。
#黄金期の薫り#読者への挑戦#名探偵に身を任せる
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

論理パズルとしての本格短編を集めた、エラリー・クイーンの記念すべき第一短編集。国名シリーズで知られる作者が、長編で磨いた厳密な推理を短編の尺に持ち込んだ作品群である。各編は名探偵エラリーが事件に挑む形をとり、手がかりはすべて読者にも開示される。多くの編では、エラリーが真相を語る直前に「読者への挑戦」が差し込まれ、与えられた情報だけで犯人を特定できるかを問いかける。「アフリカ旅商人の冒険」など、わずかな手がかりから論理だけで結論へ至る切れ味は、長編とはまた違う密度で楽しめる。フェアプレイを信条とする黄金期本格の精髄を、短時間で繰り返し味わえる入門にも適した一冊。新訳版では旧訳で未収録だった一編も加えられている。

(出典: 東京創元社 公式書誌 / 紀伊國屋書店・Amazon.co.jp 商品情報)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫(新訳版)
原書刊行年
1934
邦訳刊行年
2020
ISBN-13
9784488104429
系譜
黄金期米国古典 / 連作短編 · 名探偵もの