review notes
ミステリーとしての読みどころ
演劇プロデューサーのピーター・ダルースと妻アイリスが登場する、パトリック・クェンティンのダルース夫妻シリーズにあたるサスペンスです。
物語は、妻が母親の静養に付き添って家を空けているあいだ、ピーターが作家志望の若い娘と知り合い、日中は無人になる自宅を執筆場所として貸すところから動き出します。ところが妻を空港へ迎えて帰宅すると、寝室にその娘の遺体があり、身に覚えのない嫌疑がピーターへと向けられていきます。
パトリック・クェンティンは複数の作家による合作のペンネームで、本作はダルース夫妻ものの最終作にあたります。追い詰められた主人公が自らの汚名をそそごうともがく展開が読みどころで、緊張感のあるサスペンスとして仕上がっています。
(出典: 東京創元社「女郎蜘蛛」書誌 / Wikipedia「パトリック・クェンティン」)
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