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本格ミステリとしての読みどころ
有栖川有栖・学生アリスシリーズ第3作。1992年に東京創元社から刊行され、1999年に創元推理文庫入りしました。英都大学推理小説研究会のマリアを追って四国山中の芸術家村に向かったメンバーが、豪雨で橋を失い、江神とマリアは夏森村側、語り手アリスと望月・織田は木更村側に分断されます。連絡の途絶えた二つの村でそれぞれに殺人が起こり、双方が別個に事件と向き合うという二重クローズドサークルが本作の骨格です。
構成上もうひとつの特徴は「読者への挑戦状」が三度挿入されていること。エラリー・クイーンを継ぐ論理派の作法を踏まえ、段階的に犯人当てを問いかける大胆な設計で、新本格世代の長編としては破格の評価を受けてきました。創元推理文庫で容易に入手できます。
(出典: 東京創元社公式 / Wikipedia「双頭の悪魔」「有栖川有栖」)
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