review notes
ミステリーとしての読みどころ
黄金期アメリカの本格ミステリ。技巧派の書き手C・デイリー・キングが、マイケル・ロード警部を探偵役に据えたシリーズの一編。
舞台は外界から隔てられた孤島の邸宅。そこで催された音楽会の招待客が、一人また一人と謎の中毒死を遂げていく。閉ざされた場所で続発する不可解な死に、居合わせたロード警部が推理を働かせる。
C・デイリー・キングは、多重解決や凝った仕掛けで知られる作家。本作でも、逃げ場のない孤島という舞台立てと、立て続けに起こる中毒死が、緊迫した謎解きの場を作り上げる。長らく邦訳のなかった作品が本邦初訳で紹介された、黄金期の隠れた一編。
(出典: 論創社 書誌ページ / 紀伊國屋書店 書誌情報 ほか)
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