Top Reviews 家蝿とカナリア
REVIEW · 書評
N° 293 · 2026-06-29
家蝿とカナリア 表紙画像
黄金期米国古典

家蝿とカナリア

ヘレン・マクロイ / 東京創元社(創元推理文庫)
" 衆人環視の舞台で起きた殺人を、精神科医ウィリング博士が解き明かす一作。
#黄金期の薫り#名探偵に身を任せる#特殊知識探偵
Amazon で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

精神科医ベイジル・ウィリングが活躍する、黄金期米国の本格ミステリ。

刃物研磨店に夜盗が押し入ったのに何も盗まず、鳥籠のカナリアだけを放って去る。新聞でその奇妙な事件を知ったウィリング博士の関心は、ほどなく近くの劇場で起きた一件へと向かう。初日の舞台、大勢の観客が見守る中で役者が殺されるという、衆人環視の殺人である。

著者ヘレン・マクロイは精神分析の知見を推理に持ち込んだ作家で、本作はそのウィリング博士ものの一篇。発表は一九四二年、邦訳は深町眞理子訳で創元推理文庫に収められている。本格ミステリ・ベスト10海外編の上位に選ばれるなど、紹介後の評価も高い。

(出典: 東京創元社 書誌ページ / 物語良品館資料室「ベイジル・ウィリング博士シリーズ全作品ガイド」)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1942
邦訳刊行年
2018
ISBN-13
9784488168049
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの · シリーズ探偵物