Top Reviews 死が最後にやってくる
REVIEW · 書評
N° 257 · 2026-06-26
死が最後にやってくる 表紙画像
黄金期英国古典

死が最後にやってくる

アガサ・クリスティー / 早川書房(ハヤカワ・クリスティー文庫)
" 古代エジプトを舞台にした、歴史ミステリの先駆けとされる異色の一作。
#黄金期の薫り#名探偵に身を任せる
Kindle で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

古代エジプトを舞台にした、歴史ミステリの先駆けとされるクリスティーの異色作です。

舞台はナイル河畔の都テーベ。神官の家に戻ってきた娘レニセンブの目を通して、一族の暮らしが描かれます。やがてこの家のなかで不審な死が相次ぎ、平穏だったはずの日々に疑いと恐れが広がっていきます。

クリスティーの全長編のなかで唯一20世紀を舞台にせず、ヨーロッパ人が一人も登場しない作品。歴史小説とフーダニットを長編で本格的に結びつけた先駆けとされ、のちの「歴史ミステリ」というジャンルにつながりました。考古学者の夫マックス・マローワンとともに過ごした中東での日々が背景にあります。

(出典: Wikipedia「Death Comes as the End」 / Amazon.co.jp クリスティー文庫)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
早川書房 / ハヤカワ・クリスティー文庫
原書刊行年
1944
邦訳刊行年
1944
系譜
黄金期英国古典 / 名探偵もの