review notes
ミステリーとしての読みどころ
全編が不可能犯罪で構成された、謎解き連作短編集の第1集です。
舞台は1920年代から30年代のアメリカ東部、ニューイングランドの田舎町ノースモント。この町に赴任した青年医師サム・ホーソーンが、診療のかたわら身のまわりで起こる不可解な事件に向き合っていきます。屋根のある橋に入った馬車がそのまま消えてしまうなど、いずれも「ありえない状況」が起点となる謎ばかりです。
著者のエドワード・D・ホックは、生涯に九百編を超える短編を残した短編ミステリの名手として知られます。サム・ホーソーンものはその代表シリーズで、本書には初期の十二編に加え、別の不可能犯罪を扱う付録の一編が収められています。一話ごとに鮮やかな解決が用意され、不可能興味とフェアプレイを両立させた作風を味わえます。
(出典: 東京創元社 公式書誌 / Amazon.co.jp 商品情報 / Crippen & Landru 版書誌)
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