review notes
ミステリーとしての読みどころ
名探偵エラリー・クイーンが探偵役を務める、純粋ロジックの本格ミステリです。
舞台はニューヨークの大百貨店。新型家具を実演するショーウィンドウの仕掛けから、店主の妻の遺体が観衆の前へ転がり出る——衆人環視の幕開けから物語が動きだします。エラリーは現場に残された手がかりを一つずつ検討し、容疑者を順に絞り込んでいきます。
本作は1930年刊、タイトルに国名を冠した「国名シリーズ」の第2作にあたります。結末の直前に挿入される「読者への挑戦」で知られ、提示済みの手がかりだけで真相にたどり着けるフェアな構成が特徴です。論理の手続きそのものを楽しむ、黄金期アメリカ本格の好例といえます。
(出典: Wikipedia「フランス白粉の謎」 / 東京創元社 公式書誌)
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