Top Reviews ジャンピング・ジェニイ
REVIEW · 書評
N° 250 · 2026-06-26
ジャンピング・ジェニイ 表紙画像
黄金期英国古典

ジャンピング・ジェニイ

アントニイ・バークリー / 東京創元社(創元推理文庫)
" 「殺人者と犠牲者」の仮装パーティで、絞首台に本物の死体が
#黄金期の薫り#名探偵に身を任せる
Kindle で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

黄金期英国の名探偵ロジャー・シェリンガムが登場する、第9作の本格ミステリです。

舞台は「有名な殺人者とその犠牲者」を題にした、ある仮装パーティ。屋上のテラスには余興として絞首台が組まれ、藁で作った縛り首の女が吊るされています。招待客を眺めるシェリンガムは、座を仕切る一人の女性に何人もの敵がいると見て取ります。やがて宴が終わる頃、絞首台には人形に代わって本物の死体が下がっていました。

著者アントニイ・バークリーは、名探偵を万能の存在として描く約束事を皮肉まじりに揺さぶった作家として知られます。本作はほぼ全編がシェリンガムの視点で進み、その迷走ぶりまで含めて物語の核に据えた一冊として評価されています。

(出典: 東京創元社 書誌 / crossexaminingcrime・The Invisible Event 等)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1933
邦訳刊行年
1933
系譜
黄金期英国古典 / 名探偵もの · 多重解決