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REVIEW · 書評
N° 381 · 2026-07-02
死人の鏡 表紙画像
黄金期英国古典

死人の鏡

アガサ・クリスティー / 早川書房(クリスティー文庫)
" 円熟期のポアロが挑む、読み応えある中編四作。人間心理を描き込んだ一冊。
#名探偵の妙技#多彩な謎#黄金期の薫り
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

エルキュール・ポアロが活躍する中編を四作収めた作品集です。

「厩舎街の殺人」「謎の盗難事件」「死人の鏡」「砂にかかれた三角形」の四編を収録しています。いずれも通常の短編よりも長い中編にあたり、事件の枠組みだけでなく、登場人物それぞれの事情や心の動きにたっぷりと筆が費やされているのが特徴です。

1937年に刊行された一冊で、クリスティーが作家として充実期を迎えていた1930年代後半の作品が並びます。手がかりの妙よりも人間ドラマを読ませる筆致が際立ち、短編の切れ味と長編の読み応えの中間を味わえる、腰を据えて楽しめるポアロ物です。

(出典: 早川書房クリスティー文庫 / Wikipedia「アガサ・クリスティの著作一覧」・英語版「Murder in the Mews」)

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書誌情報

出版社
早川書房 / クリスティー文庫
原書刊行年
1937
邦訳刊行年
2004
ISBN-13
9784151300585
系譜
黄金期英国古典 / 連作短編 · 名探偵もの