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REVIEW · 書評
N° 289 · 2026-06-29
エラリー・クイーンの新冒険 表紙画像
黄金期米国古典

エラリー・クイーンの新冒険

エラリー・クイーン / 東京創元社(創元推理文庫(新訳版))
" 不可能犯罪の中編「神の灯」を巻頭に据えた、クイーン第二短編集の代表作。
#黄金期の薫り#読者への挑戦#名探偵に身を任せる
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

不可能犯罪の中編を看板に据えた、エラリー・クイーンの第二短編集。巻頭の「神の灯」は、荒野に建つ巨大な屋敷が一夜にして消え失せるという不可能状況を扱った中編で、本書を代表する一作として知られる。エラリーは衆人環視の謎に論理で立ち向かい、手がかりを丹念に積み上げて真相へ至る。収録作は厳密なパズラーから語り口の異なる短編まで幅があり、第一短編集『エラリー・クイーンの冒険』が論理パズルで統一されていたのに対し、本書は趣向の多彩さに特徴がある。それでも全編を通じてフェアプレイの姿勢は揺るがず、与えられた手がかりから読者も推理に加われる構成になっている。長編・短編の双方で黄金期本格を牽引したクイーンの、引き出しの広さを味わえる一冊。

(出典: 東京創元社 公式書誌 / Web東京創元社マガジン・Amazon.co.jp 商品情報)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫(新訳版)
原書刊行年
1940
邦訳刊行年
2020
ISBN-13
9784488104443
系譜
黄金期米国古典 / 連作短編 · 名探偵もの