Top Reviews 九人の偽聖者の密室
REVIEW · 書評
N° 287 · 2026-06-29
九人の偽聖者の密室 表紙画像
黄金期米国古典

九人の偽聖者の密室

H・H・ホームズ / 国書刊行会(奇想天外の本棚)
" カーに捧げられた密室の古典。半世紀ぶりに新訳で甦った名作。
#黄金期の薫り#密室#不可能犯罪
Kindle で読む 紙の書籍
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

修道女シスター・アーシュラを探偵役とするシリーズ第1作にあたる、密室ミステリの古典。著者H・H・ホームズは、評論家・編集者としても知られるアンソニー・バウチャーの別名義である。

物語は、光を名乗る怪しげな新興宗教団体を糾弾しようとする男が、書斎で死体となって発見されるところから動き出す。部屋の出入り口はすべて施錠ないし見張られており、しかも犯人らしき人物の出入りを二人が目撃していたという、不可能状況が立ちはだかる。この謎に、シスター・アーシュラが冷静な観察と推理で挑んでいく。

本作はジョン・ディクスン・カーに捧げられており、作中にはカーの名高い密室講義をめぐる議論も織り込まれている。エドワード・D・ホックが選んだ密室・不可能犯罪の名作リストにも入る一作で、2022年に白須清美の新訳・山口雅也製作総指揮により国書刊行会から復刊された。

(出典: Wikipedia「Nine Times Nine」 / 国書刊行会・版元ドットコム 2022年版 書誌)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
国書刊行会 / 奇想天外の本棚
原書刊行年
1940
邦訳刊行年
2022
ISBN-13
9784336074010
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの