review notes
ミステリーとしての読みどころ
凝ったプロットと企みで読ませる、フランス技巧派サスペンスの一編です。
作者のフレッド・カサックは、脚本家としても活躍したフランスの作家。込み入った筋立てとユーモア、そして仕掛けを効かせた作風で、フランス・ミステリを代表する技巧派の一人に数えられます。本作『殺人交叉点』はその代表作にあたり、フランス・ミステリ批評家賞を受賞しました。
物語は、ある事件をめぐって交わる人々の愛憎と企みを描いていきます。登場人物それぞれの視点を巧みに配し、読み手を導いていく構成が持ち味の一作です。創元推理文庫には平岡敦の訳で、もう一編「連鎖反応」を併せて収めています。緻密に組み上げられたフランス・ミステリの技巧を味わいたい方におすすめの一冊です。
(出典: 東京創元社公式 書誌 / Wikipédia「Fred Kassak」 / 書評各種)
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