review notes
ミステリーとしての読みどころ
一風変わった探偵パーカー・パインをめぐる連作短編集です。
かつて官庁で長らく統計の仕事に携わっていたパーカー・パインは、退職後に人生相談所を開きます。「あなたは幸せですか。もしそうでないなら、パーカー・パイン氏にご相談ください」という新聞広告を頼りに、嫉妬に苦しむ妻や退屈を持て余す紳士など、さまざまな悩みを抱えた人々が彼のもとを訪ねてきます。前半の六編は英国内での相談事を、後半の六編は各地を旅するパインが行く先々で厄介事に出会う顛末を描きます。
1934年に刊行された全12編。事件の謎解きよりも人の心の機微を扱う趣向が印象的で、クリスティーの短編集のなかでも軽妙で洒脱な味わいの一冊です。
(出典: 早川書房クリスティー文庫 / Wikipedia「パーカー・パイン登場」・英語版「Parker Pyne Investigates」)
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