review notes
ミステリーとしての読みどころ
黄金期英国を代表する、名探偵ピーター・ウィムジイ卿シリーズの一編です。
物語は、ある法廷の場面から始まります。被告人は、推理小説家のハリエット・ヴェイン。かつての恋人を毒殺した容疑をかけられ、状況証拠は彼女に不利なものばかりです。傍聴していたウィムジイ卿は、彼女の無実を信じ、真犯人を見つけ出そうと動き出します。
作者ドロシー・L・セイヤーズは、英国ミステリ黄金期を支えた巨匠の一人。本作は1930年発表のシリーズ第5作で、以後の物語で重要な存在となるハリエット・ヴェインが初めて登場する一冊として知られています。貴族の素人探偵という人物像に新たな奥行きが加わる、シリーズの転換点といえる作品です。
(出典: 東京創元社 公式書誌 / English Wikipedia "Strong Poison")
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