Top Reviews タラント氏の事件簿[完全版]
REVIEW · 書評
N° 420 · 2026-07-02
タラント氏の事件簿[完全版] 表紙画像
黄金期米国古典

タラント氏の事件簿[完全版]

C・デイリー・キング / 東京創元社(創元推理文庫)
" クイーンが激賞した奇想の名短編集。超自然めく難事件に挑む。
#奇想と論理#黄金期の薫り#名探偵に身を任せる
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

探偵役トレヴィス・タラントが奇怪な難事件に挑む、C・デイリー・キングの連作短編集です。

収められた各編は、一見すると超自然現象としか思えない不可解な状況から始まります。それを、タラントが観察と論理で一つずつ解きほぐしていく構成で、視点人物のジェリー・フィランや日本人の助手カトーとともに事件へ分け入っていきます。

原型となった1935年の短編集は、エラリー・クイーンが名短編を集めた〈クイーンの定員〉に選び、「もっとも想像力に富んだ探偵小説」と評したことで知られます。本書はそこに後年発表された作品を加えた完全版で、奇想と論理を両立させたキングの持ち味をまとめて味わえる一冊です。

(出典: 東京創元社「タラント氏の事件簿[完全版]」書誌 / Web東京創元社マガジン 解説)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1935
邦訳刊行年
2018
ISBN-13
9784488250119
系譜
黄金期米国古典 / 連作短編 · 名探偵もの