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REVIEW · 書評
N° 375 · 2026-07-01
フラテイの暗号 表紙画像
北欧

フラテイの暗号

ヴィクトル・アルナル・インゴウルフソン / 東京創元社(創元推理文庫)
" 中世写本『フラテイの書』の謎と孤島の白骨死体が結びつく、暗号と歴史のミステリ。
#暗号と歴史#北欧ミステリ#古写本の謎
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review notes

ミステリーとしての読みどころ

中世写本にまつわる謎と孤島の死体が結びつく、暗号と歴史をからめたアイスランド・ミステリ。

物語の舞台は一九六〇年、アイスランド西部のブレイザフィヨルズル湾に浮かぶ、人口六十人ほどの小島フラテイである。近くの無人島で白骨化した死体が発見され、その身元をたどると、島に伝わる中世写本『フラテイの書』の謎に取り組んでいた人物であることがわかる。事件は、この古写本に秘められた四十の謎と分かちがたく結びついていく。

著者のインゴウルフソンはアイスランドの作家で、本作は歴史と暗号を織り込んだ趣向で知られ、北欧ミステリの権威ある賞であるガラスの鍵賞の候補にもなっている。孤島という限られた舞台で、現在の事件と古い写本の謎が並行して解かれていく構成が読みどころである。

(出典: 東京創元社(Amazon版元紹介) / 英語版Wikipedia「Viktor Arnar Ingólfsson」 / Reykjavík City of Literature)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
2002
邦訳刊行年
2013
ISBN-13
9784488196035
系譜
北欧 / クローズドサークル