review notes
ミステリーとしての読みどころ
名探偵エラリー・クイーンが活躍する黄金期米国の本格ミステリ。
物語は、ニューヨークとフィラデルフィアの中間にあるトレントンの町が舞台。エラリーの旧友で弁護士のビルが、義弟にあたる男が古びた小屋で刺殺されているのを発見するところから動き出します。やがて調べを進めると、被害者は二つの町を行き来しながら、それぞれ別の顔で暮らす奇妙な二重生活を送っていたことが明らかになっていきます。
本作は、都市名や国名を冠した初期の「国名シリーズ」を離れて発表された転換作にあたります。角川文庫版は越前敏弥らによる新訳で、おなじみの「読者への挑戦」も収められています。手がかりから真相を組み上げるクイーンらしい論理の妙を、新しい題材で味わえる中期の一冊です。
(出典: Wikipedia「The Halfway House」 / 角川文庫 書誌(Amazon))
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