review notes
ミステリーとしての読みどころ
エルキュール・ポアロが活躍する連作短編集です。
私立探偵としての引退を心に決めたポアロは、自らのファーストネーム「エルキュール」がギリシア神話の英雄ヘラクレスに通じることに思い至り、最後の仕事として、神話に伝わる十二の功業になぞらえた事件だけを選んで手がけようと考えます。こうして「ネメアのライオン」に始まり「ケルベロスの捕獲」で幕を閉じる、神話の各功業に対応した十二の物語が連なっていきます。
1947年に刊行された、クリスティー中期の短編集です。一話ごとに趣向を変えた粒ぞろいの謎解きが並び、彼女の短編集のなかでも変化に富んだ一冊として知られます。クリスティー文庫では全編が新訳で読めます。
(出典: 早川書房クリスティー文庫 / Wikipedia「ヘラクレスの冒険」・英語版「The Labours of Hercules」)
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