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REVIEW · 書評
N° 417 · 2026-07-02
悪意の夜 表紙画像
黄金期米国古典

悪意の夜

ヘレン・マクロイ / 東京創元社(創元推理文庫)
" 夫の死後に見つかった一通の封筒から、静かな家庭に不安が忍び寄る。
#精神科医探偵#黄金期の薫り#不穏な空気
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

精神科医の名探偵ベイジル・ウィリング博士が登場する、ヘレン・マクロイのシリーズ作にあたるミステリです。

物語は、夫を崖からの転落事故で亡くした未亡人アリスが、書斎で遺品を整理していた際に、ある人物の名が記された封筒を見つけるところから動き出します。やがて息子が一人の女性を家に連れて帰り、その素性をめぐる疑念から、アリスの胸には不安が少しずつ膨らんでいきます。

マクロイは登場人物の心理を掘り下げる作風で知られ、本作はサスペンス色の濃い一作として、静かな家庭に忍び寄る不穏を丁寧に描きます。長く邦訳が待たれていたウィリング博士シリーズの一冊で、新訳によって読めるようになりました。

(出典: 東京創元社「悪意の夜」書誌 / 翻訳ミステリー大賞シンジケート 紹介記事)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1955
邦訳刊行年
2016
ISBN-13
9784488168131
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの · シリーズ探偵物