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REVIEW · 書評
N° 163 · 2026-05-10
動く指 表紙画像
黄金期英国古典 ★ イチオシ

動く指

アガサ・クリスティー / 早川書房(クリスティー文庫)
" 村に出回る匿名の中傷の手紙、続く女性の自殺。マープル登場は終盤だが構造美の冴える一作
#黄金期の薫り#名探偵に身を任せる#村社会・閉鎖共同体
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📝 管理人イチオシ書評 管理人実読・本サイト基準でイチオシ判定 ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
curator's read

本格ミステリとしての読みどころ

戦時負傷の療養のため英国の片田舎リムストックに滞在する青年ジェリーが、村に蔓延する匿名の中傷手紙を目撃する。やがて中傷を受けた女性が自殺し、続いて家政婦が惨殺される。マープル自身の登場は物語終盤だが、彼女の人間観察が事件構造を一気に解きほぐす。クリスティ自身が「最も愛するマープル作品」と評した一作。

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書誌情報

出版社
早川書房 / クリスティー文庫
原書刊行年
1942
邦訳刊行年
2003
系譜
黄金期英国古典 / 名探偵もの · シリーズ探偵物