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REVIEW · 書評
N° 379 · 2026-07-02
謎のクィン氏 表紙画像
黄金期英国古典

謎のクィン氏

アガサ・クリスティー / 早川書房(クリスティー文庫)
" 霧のように現れては消える謎の男クィン氏。幻想味を帯びたクリスティー異色の連作短編集。
#名探偵の妙技#多彩な謎#幻想味
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

謎めいた男ハーリ・クィンをめぐる、幻想味を帯びた連作短編集です。

社交界の事情に通じた初老の紳士サタスウェイトは、ここぞという折々に、どこからともなく現れては霧のように立ち去っていく不思議な男ハーリ・クィンと出会います。クィンとの静かな対話に導かれるうち、もつれていた出来事の真相がしだいに姿を現していきます。クィンという名は、16世紀イタリアの即興喜劇コメディア・デラルテに登場する道化ハーレクインに由来しています。

1930年に刊行された全12編。サタスウェイトとクィンはクリスティー自身がとりわけ愛着を寄せた登場人物としても知られ、名探偵の推理劇とは異なる仄暗く幻想的な手ざわりが、彼女の短編集のなかでも異彩を放っています。

(出典: 早川書房クリスティー文庫 / Wikipedia「謎のクィン氏」・英語版「The Mysterious Mr Quin」)

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書誌情報

出版社
早川書房 / クリスティー文庫
原書刊行年
1930
邦訳刊行年
2004
ISBN-13
9784151300538
系譜
黄金期英国古典 / 連作短編 · 名探偵もの