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REVIEW · 書評
N° 292 · 2026-06-29
盤面の敵 表紙画像
黄金期米国古典

盤面の敵

エラリー・クイーン / 早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
" 実行犯を冒頭に示し、背後で操る者の正体を追う後期クイーンの代表作。
#黄金期の薫り#名探偵に身を任せる
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

見えざる敵との知恵比べを描く、後期クイーンの長編本格。ヨーク・スクエアと呼ばれる屋敷に暮らすヨーク家の人々が、次々と命を狙われていく。本作の特徴は、手を下している実行役が物語の早い段階で読者に明かされる点にある。問われるのは「犯人は誰か」ではなく、その人物を背後から操り、事件を仕掛けているのは誰なのか――盤面の向こう側に座る対局者は何者か、という一段ひねった謎である。エラリーはこの見えない相手と論理で渡り合う。一時は筆を折るかとも思われたクイーンが復活させた長編で、後期の代表作として評価が高い。なお本作以降の作品については、フレデリック・ダネイの構想をシオドア・スタージョンが文章化したとされるなど、共作体制をめぐる議論が知られている。

(出典: aga-search クイーン作品解説 / コトバンク・Amazon.co.jp 商品情報)

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書誌情報

出版社
早川書房 / ハヤカワ・ミステリ文庫
原書刊行年
1963
邦訳刊行年
1965
ISBN-13
9784150701079
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの