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REVIEW · 書評
N° 418 · 2026-07-02
殺す者と殺される者 表紙画像
黄金期米国古典

殺す者と殺される者

ヘレン・マクロイ / 東京創元社(創元推理文庫)
" 静かな町へ移り住んだ男の身辺で続く異変。技巧の心理サスペンス。
#不穏な空気#心理の綾#黄金期の薫り
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

ヘレン・マクロイがレギュラー探偵を登場させずに書いた、ノンシリーズの心理サスペンスです。

物語は、伯父の遺産を相続した心理学者ハリー・ディーンが、大学の職を辞し、亡き母の故郷である町クリアウォーターへ移り住むところから動き出します。新しい暮らしを始めた彼の身のまわりで、消えた運転免許証や差出人のわからない手紙といった小さな異変が続き、その不穏がじわじわと積み重なっていきます。

マクロイは人間の心理の奥を追う筆致で知られる作家で、本作はその技巧を凝らした一作です。読者を静かに翻弄していく語りが持ち味で、シリーズ探偵ものとは異なる緊張感を味わえます。

(出典: 東京創元社「殺す者と殺される者」書誌 / Wikipedia「ヘレン・マクロイ」)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1957
邦訳刊行年
2014
ISBN-13
9784488168063
系譜
黄金期米国古典