Top Reviews 料理長が多すぎる
REVIEW · 書評
N° 282 · 2026-06-29
料理長が多すぎる 表紙画像
黄金期米国古典

料理長が多すぎる

レックス・スタウト / 早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
" 安楽椅子探偵が腰を上げる、美食尽くしの黄金期グルメ・ミステリ。
#黄金期の薫り#安楽椅子探偵#名探偵に身を任せる
Amazon で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

美食家にして肥満漢、自宅をほとんど離れない安楽椅子探偵ネロ・ウルフが活躍するシリーズの第5作にあたる本格ミステリ。

物語は、世界の名だたるシェフ十五人が会する美食家協会「レ・キャーンズ・メートル」の催しから始まる。ウルフは記念講演のため、相棒アーチー・グッドウィンを伴って珍しくニューヨークの自宅を離れ、ウェストヴァージニアの高級リゾートへと足を運ぶ。ところが集いの最中、シェフの一人が殺害される事件が起こり、ウルフは捜査に引き込まれていく。

料理やソース、香辛料をめぐる蘊蓄が全編に散りばめられ、グルメ小説としての楽しさと謎解きの面白さを兼ね備えている。安楽椅子探偵が例外的に外へ出るという趣向が、シリーズのファンにも新鮮に映る一作である。

(出典: 早川書房オフィシャルサイト / Wikipedia「Too Many Cooks (novel)」)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
早川書房 / ハヤカワ・ミステリ文庫
原書刊行年
1938
邦訳刊行年
1976
ISBN-13
9784150719012
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの · シリーズ探偵物