review notes
ミステリーとしての読みどころ
美食家にして肥満漢、自宅をほとんど離れない安楽椅子探偵ネロ・ウルフが活躍するシリーズの第5作にあたる本格ミステリ。
物語は、世界の名だたるシェフ十五人が会する美食家協会「レ・キャーンズ・メートル」の催しから始まる。ウルフは記念講演のため、相棒アーチー・グッドウィンを伴って珍しくニューヨークの自宅を離れ、ウェストヴァージニアの高級リゾートへと足を運ぶ。ところが集いの最中、シェフの一人が殺害される事件が起こり、ウルフは捜査に引き込まれていく。
料理やソース、香辛料をめぐる蘊蓄が全編に散りばめられ、グルメ小説としての楽しさと謎解きの面白さを兼ね備えている。安楽椅子探偵が例外的に外へ出るという趣向が、シリーズのファンにも新鮮に映る一作である。
(出典: 早川書房オフィシャルサイト / Wikipedia「Too Many Cooks (novel)」)
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