review notes
ミステリーとしての読みどころ
技巧の限りを尽くした構成で知られる、現代フランス・ミステリの傑作です。
作者のセバスチャン・ジャプリゾは、1931年フランスのマルセイユに生まれたミステリ作家。1962年に本作『シンデレラの罠』を発表し、フランス推理小説大賞を受賞しました。
物語は、火事に巻き込まれて大やけどを負い、記憶を失った"わたし"を中心に進みます。自分がいったい何者なのかも定かでないまま、"わたし"はその火事をめぐる真相へと向き合っていくことになります。読み手を巧みに導いていく仕掛けの妙が高く評価され、現代フランス・ミステリを代表する一作として読み継がれてきました。創元推理文庫には平岡敦による新訳版が収められています。緻密に組み上げられたフランス・ミステリの技巧を味わいたい方におすすめの一冊です。
(出典: 東京創元社公式 書誌 / フランス推理小説大賞 受賞記録 / 書評各種)
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