Top Reviews かくして殺人へ
REVIEW · 書評
N° 409 · 2026-07-02
かくして殺人へ 表紙画像
黄金期米国古典

かくして殺人へ

カーター・ディクスン / 東京創元社(創元推理文庫)
" 英国の映画撮影所で脚本家を狙う不審な事件。H・M卿が挑む黄金期の一作。
#不可能犯罪#豪快な名探偵#黄金期の薫り
Amazon で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

豪快な名探偵ヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)が活躍する、黄金期のミステリ。作者ジョン・ディクスン・カーがカーター・ディクスン名義で1940年に発表した長編です。

物語の主人公は、話題を呼んだ作品でデビューした新人作家モニカ・スタントン。自作の映画化にあたって脚本家として撮影所に招かれた彼女は、そこで探偵小説畑の脚本家と組むことになります。ところが撮影所での彼女の身辺に、命を狙うかのような不審な出来事が続けざまに起きる。私怨によるものなのかと疑われるなか、H・M卿とスコットランド・ヤードのマスターズ首席警部が調査に乗り出します。

怪奇趣味を抑え、映画撮影所という舞台と軽妙なやり取りを前面に出した、シリーズのなかでも趣の異なる一冊です。

(出典: Wikipedia「And So to Murder」 / 日本語版Wikipedia「かくして殺人へ」 / 東京創元社公式)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1940
邦訳刊行年
2019
ISBN-13
9784488118426
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの · シリーズ探偵物