review notes
ミステリーとしての読みどころ
怪奇と密室の名手として知られるカーが、超自然の道具立てを一切使わずに書き上げた本格ミステリです。
舞台は南フランスの保養地。最初の夫ネッドと別れたイヴ・ニールは、通りの向かいに住むトビー・ローズと婚約します。ところがある夜、ネッドが復縁を迫って彼女の部屋に押し入ったそのとき、イヴは向かいの家で起きる不審な出来事を目撃してしまう。やがて彼女は殺人事件の容疑者として追い詰められていきます。
1942年に発表された、シリーズ探偵を持たない独立作。事件に挑むのは心理学者ダーモット・キンロスです。読者の思い込みを巧みに誘導するミスディレクションはカーの真骨頂で、本作はその技量を最もよく示した一冊として長く読み継がれてきました。
(出典: Wikipedia「皇帝のかぎ煙草入れ」 / 英語版Wikipedia "The Emperor's Snuff-Box")
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