review notes
ミステリーとしての読みどころ
「人は見たものを正確に語れるか」という問いを正面から扱った、本格ミステリです。
舞台は英国の小さな村ソドベリー・クロス。地元の店で毒入り菓子による事件が起き、村は騒然となります。そんななか、実業家マーカス・チェズニーは「目撃証言はあてにならない」という自説を証明するため、家族や関係者を集め、目の前で寸劇を演じてみせる実験を企てます。その一部始終はカメラにも記録されますが――。
1939年発表、ギデオン・フェル博士ものの第10作。英国では The Black Spectacles の題で刊行されました。証言の食い違いという普遍的な題材と、実在の毒殺事件を踏まえたフェル博士の毒殺講義で名高く、カーの円熟期を代表する一冊です。
(出典: Wikipedia「緑のカプセルの謎」 / 英語版Wikipedia "The Black Spectacles")
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