Top Reviews 夜歩く
REVIEW · 書評
N° 223 · 2026-06-26
夜歩く 表紙画像
黄金期米国古典

夜歩く

ジョン・ディクスン・カー / 東京創元社(創元推理文庫)
" 怪奇と妖しさに満ちたパリを舞台にした、カー20代の鮮烈な長編デビュー作。
#黄金期の薫り#名探偵に身を任せる
Kindle で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

妖しく退廃的なパリの空気をまとった、怪奇趣味あふれる本格ミステリです。

舞台はパリ。サリニー公爵とルイーズ・ローランの結婚式の夜、彼女の元夫の脅威が二人に迫っていました。元夫の凶行を防ぐべく、パリ警視庁の予審判事アンリ・バンコランが部下とともに賭博場に居合わせます。出入り口を見張る厳重な警戒のなか、その一室で恐るべき事件が起きるのです。

1930年に発表された、当時20代だったカーの長編デビュー作であり、バンコランもの第1作にあたります。フランス留学の体験をもとに、グラン・ギニョール演劇の血なまぐさい雰囲気を取り込んだ作風で、後にカーの代名詞となる怪奇趣味の出発点を示す一冊です。

(出典: 英語版Wikipedia "It Walks By Night" / Wikipedia「ジョン・ディクスン・カー」)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1930
邦訳刊行年
1930
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの · シリーズ探偵物