review notes
ミステリーとしての読みどころ
語り口が印象に残る、本格の謎解きミステリ。
第二次世界大戦が始まったばかりの英国デヴォン州、海を望む小さな村。年上の夫を持つ人妻リタ・ウェインライトと、彼女が心を寄せる年下の青年をめぐって、村を揺るがす事件が起こります。物語は、土地で長年家庭医を務めてきた老ルーク・クロクスリーの手記という形で、静かに、しかし不穏に綴られていきます。たまたま近くに滞在していたヘンリ・メリヴェール卿が、この謎に向き合うことになります。
作者はジョン・ディクスン・カー。本作はカーター・ディクスン名義のH・M卿シリーズの一作で、1943年、戦時下に発表されました。回想の手記という語りの工夫もあって、シリーズのなかでも評価の高い作品として知られています。創元推理文庫から高沢治訳で読めます。
(出典: Wikipedia / 東京創元社)
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